CINDERELLA MASTER 第7弾 031-035

毎回新作が楽しみなこのシリーズ、第7弾がきたぜ。 あいかわらず発送が遅くてしばらく焦らしプレイだったけどようやく聴けた。 とにかく第7弾感想。 今回は控えめ。 前回は長すぎたからね。

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(公式サイト:アイドルマスター|THE IDOLM@STER CINDERELLA MASTER 031〜035)


031 鷺沢文香

ブックカバー。

『Bright Blue』――最初の印象だと前髪長いこともあってなんだか暗そうな子に見えたんだけど、この曲がそうであるように決して見た目の印象そのままの子ではないんだよね。 ゆったりと穏やかで未来を思う歌。 心の中では世界が明るく輝いてる。 物語を読むだけでいるよりも、自分も物語を綴ろうとしてる、変わろうとしてる歌詞がいいね。 初めて外の世界に目を向ける時を描いた歌。 でも星が眩しい空に 飲み込まれそうになるとあるように少し自信は無い。 歌詞のこの部分はS(mile)ingの隣に並ぶみんなは まぶしくきらめくダイアモンドを思い出す。 そういう意味では卯月のS(mile)ingと似たテイストの曲とも言えるかな。 この曲は春の穏やかな季節に聞きてみたい、穏やかな曲調と綺麗な声で聞いてると気分が柔らかくなる。

話はそれるし私の話なんけど、よく「つまんなそうな顔してる」とか言われるのが不服で、ただ表情に出てないだけで、頭の中ではどれだけハピハピしてるか見せられるもんなら見せてやりたいもんだって思うんだけど、ふみちゃんも似たような感じかなぁなんてこの曲を聞いてて思った。 要するに、見た目だけでは分からない心の内が表れたいい歌だなってこと。


032 姫川友紀

クリーンナップ。

『気持ちいいよね 一等賞!』――CD再生したら野球中継はじまった件。 これは夏の炎天下、暑苦しい日に聞きたくなるやつだね。 といっても野球見ないから実はあんまり良くわからないけど、野球好きな人にとってはこの曲はもっと楽しいんだろうなと思う。 Bメロからサビに至るところでだんだんテンポが早くなっていく展開は、それにテンションが引きずられて楽しくなってくる。 Funta先生の曲はハイ!ハイ!とかの合いの手の入れ方が絶妙で気持ちいいところが好きなんだけど、この曲もそれがふんだんに取り入れられてるね、Yes!(おー!)Yes!(おー!)のところなんかは特に楽しい。

試聴版が公開された段階からこの曲はトランペットがいい音出してるなと思ってたんだけど、改めて通して聞くと、歌に合わせて終始ずっと鳴ってるトランペットが晴れやかで、これまた清々しい。 特にBメロ辺りは、詩的な表現で書くなら、音がまるでホームランボールのように大空を高く突き抜けて見えないほど遠くに飛んでいく感じ。 すごく気持ちいい。 三三七拍子ならぬ三三五拍子とでも言えばいいかな、全楽器一斉に鳴らしての繰り返しも心地いい。 ライブでは生バンドよりは原曲音源の方がいい派なんだけど、この曲に関してはブラスバンドに登場してもらいたいね。 金管楽器に太鼓隊たくさん揃えて、やかましいくらいに鳴らして欲しい。


033 宮本フレデリカ

カロン

『き・ま・ぐ・れ☆Café au lait!』――アコーディオンの音からパリの街角を歩いてるようなオシャレな雰囲気が感じられていいね。 歌詞カードを見るとフレーズごとに読点が付いてるけど、歌を歌うってよりは、おしゃべりしてる感覚なんだろうか。 気持ちが自然と歌になっていくような感じ。 歌うように愛を囁く感じがフランス人的かなと思ったけど、よく考えたらそりゃイタリア人だったわ。 そのどっちにせよステレオタイプに変わりないけど。

間奏からCメロになるといつの間にか三拍子リズムになってるところが面白いね。 この気づくとリズムが変わってる部分は、一緒に歩いてる最中ちょっと歩くペースゆるめて、後ろを振え返った相手に上目遣いに後ろ手組みながら気持ちを探るような雰囲気、いじらしさが感じられてすごく好きだ。 この曲一番の胸キュンポイントだね。 まゆの『エヴリデイドリーム』も同じくCメロで三拍子があったけど、あっちは唐突な変化で「!?」ってなる、まゆの目をみてゾクッとするのに似てるのに対して、こっちの『き・ま・ぐ・れ☆Café au lait!』はさりげない変化。 だから後になって「あれってもしかして…」と気づく、みたいな感じがある。 この部分はフルで聞いて初めてわかるところだったから、聞いた後でこの曲の印象がだいぶ変わった。 歌詞での描き方とか、表現の面白さとかを含めて、今回の第7段をひと通り聞いてみて一番気に入った曲になる。

以下は自分でもだいぶ無茶な解釈だとは思ってるけど、une duex troisのtrois発音の話。 いわゆるパリのR音ほどではないにせよ、R音をカタカナ語風にラ行では発音してないね。 フレちゃんは生まれがパリでも今はフランス語が話せないそうだけど、この発音を聞いてると言語としてのフランス語は忘れてしまってても、フランス語の影響は多少残ってるんじゃないかなと思った。 まあ「パリのR音」が言いたかっただけだろと軽く流してもらえれば。 実際のところどうなのかはドラマパートを聞けばご確認頂けます。


034 速水奏

チューリップ。

Hotel Moonside』――最近はアイドルグループがEDMを歌うこともあるけど、どうしてもアイドルが歌う曲として用意されるせいか、チャラさ・中途半端さを感じることが多い。 海外で流行したサウンドを日本人にも馴染むようにローカライズして取り入れるようなことはままあると思うけど、同様にアイドル文化圏に持ち込む際にもそういうローカライズみたいなことは多少なりやると思う。 それがチャラさを感じる理由かなとは思ってるけど、それを安易な形でやらないところ、コレジャナイ感の全く無い形で出してくるところがCINDERELLA M@STERシリーズの好きな所。 今回この曲でもそんな風なことを思った。 『Nation Blue』奈緒の『2nd SIDE』に次ぐ"すげえ曲"が来たなあと思う。

同時にキャラクターとピッタリ合う楽曲があてがわれてると言うか、こういうアーティストの曲として「シンデレラガールズ」の冠を取っ払ってもそのまま出せるような、言い過ぎかもしれないけどそれくらいのクオリティ、半端なさがある。 この曲を聞いてると「パネえ!」「すげえ!」みたいな言葉しか出てこないんだけど、とりあえず読める言葉で感想として書き表すとこんな感じ。 音に浸れる一曲、ノリノリになっちゃうからまだあんまり歌としては聞けてないねw

この曲で一箇所特にいいなと思ったのは、"one two kiss kiss"から続くラスサビの入りの部分にすぐには歌詞を乗せないところだね。 この曲一番の盛り上がりどころでまず音に浸りながら聞いて、十分高まったところに歌声が乗ってくるからよりいっそう高まる。 ラスサビ歌い終わったあとも40秒近くアウトロの余韻が続くところもいい。


035 市原仁奈

あんまん。

『みんなのきもち』――曲の感想つっても「なにこれかわいい」以外ないなw 外で聞く時は注意しないといけない曲、聞いてる内にだんだんニヤニヤしてキモい顔になる。 そして『あんずのうた』といい、この人の書く曲は相変わらず妙な中毒性があってすごいね。 なんとなく、時代が時代ならだんご3兄弟みたいに妙なヒットの仕方したんじゃないかなと思った。 耳に残るんだよね。 再生してなくても、一度頭に浮かぶと以降ずっと脳内再生され続ける。 これもライブでやったらたいそう奇妙な光景が広がるんだろうなぁ、もうすでにお前らみんなでキモいコールする様が見えるでごぜーます。 とにかく、一緒になってみんなで歌うと楽しい曲だね。

そしてふみちゃんの『Bright Blue』とは別の意味で和む曲。 この歌を聞いてて抱いた気持ちが共有できたなら世界は一つになれるはず。 みんななかまでごぜーます。 やよい曲とか圧倒的ひらがな率を誇る曲はあったけど、その上で歌詞の大半が擬態語って点ではこれまで出たアイマス曲の中でも稀有な曲じゃないかなと思うw 言い方は悪いけど、歌詞そのものはまったく意味のあるものではないのに、ニナちゃんが歌うとここまで可愛くて聞いてて楽しい気持ちになれるんだからすごいもんだ。


まとめ

試聴をちょっと聞いただけでも「おっ」と思うような曲だったし、その後フルで聞いてみたらやっぱりいい曲面白い曲ばかりで、やっぱりこのCINDERELLA MASTERシリーズは期待どおりのものを出してきてくれるなあと、改めて思った。 同時に、これも毎回言ってるけど次がまた楽しみになったね。 曲の長さも5分程度のものが多くて嬉しい。

ドラマパートのだんだん長くなってくるのも嬉しいけど、これは聞くのが大変だねw しかもだんだん進化してく。 ファンファーレ代わりにCHANGE!!!!が使われてたり、アニメで使われてるBGMなんかも使われるようになってて、そういうのが聞こえてくるとニヤってなる。 各ドラマパートでは他のアイドルの名前が出てきたりして、デビュー同期組の横の繋がりが感じられるのもいいね。 特にニナちゃん・フレちゃんなんかのドラマパートでは同期組以外のアイドルも出てくるし。 アニメと同じ世界観か、それとも別かはともかく、だんだん事務所とそこにいるアイドルたちの世界が見えてくる感じが楽しい。 アニメが始まってだいぶ世界が広がってきたけど、こっちのCDシリーズも同じように世界が広がってきてる。

とりあえずそんなところ。 アニメ始まってCDデビュー待ちの子がどんどん増えてるけど、このシリーズはどこまで行くかな。 前回第6弾から今回まで結構間があったけど、第8弾はもっと早めに出しやがってくだせえ。

最後に収納BOXの写真。

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