THE IDOLM@STER SideM ST@RTING LINE-01&02
アイマス楽曲に新しいシリーズが加わって、その最初だし書いてみんとす。 ゲームの方は最近はほとんどやってないので、ゲーム版での出来事と楽曲・ドラマパートの繋がりなどについてはあまりわからないのでご了承。
アイドルマスター SideM | Lantis web site
01 Jupiter
アイドルマスター SideM THE IDOLM@STER SideM ST@RTING LINE-01 Jupiter
- アーティスト: Jupiter,内田雄馬,八代拓,BNSI(柿埜嘉奈子),滝澤俊輔(TRYTONELABO)
- 出版社/メーカー: ランティス
- 発売日: 2015/04/15
- メディア: CD
- この商品を含むブログ (4件) を見る
『BRAND NEW FIELD』――タイトル通り、新しい場所で始まる新しいスタートって感じだね。 3人の重なる声が爽やか。 歌中、3人それぞれに1つずつセリフが用意されてるけど、この部分に間延びした感があって歌のスピード感が若干損なわれてるような気がする。 ただじっくり聞いた場合の話であって、ライブとかで歌われるとなればここが盛り上がる場所にはなると思う。 きっと黄色い歓声が上がるんだろうね。 北斗はちゃんとセリフの最後に「☆」が付いててここでも相変わらずチャオチャオしてるw
歌詞カードを見るとかなり詩が長いし、曲自体6分もある。 バラードじゃなくこういうアップテンポの明るい曲でこの長さってのは珍しさがあるね。 もちろん聞いてるときは実際の長さほどは長く感じなく、聴き終わった時の満足感は高い。 シリーズのナンバリング01その1トラック目ということで気合を感じる曲だね。 この曲を聞いた時の高揚感・新しい世界が開けたような感覚は、CINDERELLA MASTERシリーズの『Never Say Never』を最初に聞いた時に近いものがあった。 然るべきタイミングで聞けば相当に泣けるアツい曲だと思う。
『Planet scape』――これ系の聞かせる歌は以前に北斗が歌ってたけど、Jupiterとしては初だね。 こういう歌を歌うとなると冬馬ならどんな感じになるかなんとなく想像は出来たけど、元気っ子の翔太は全然イメージ出来なかったのでその点で真新しさがある。 声に儚さがあってそこは流石国民的弟アイドルってだけあって守ってあげたさある。 この曲は「惑星(ほし)」という歌詞が出てくることもあって、そこは02の『STARLIGHT CELEBRATE!』とも対比して見れて面白いかなと。 同じ「ほし」だけどそれぞれの輝き方は違う。 これは恒星になれなかった木星が再び輝くことを目指すって見方も出来ないこともないのかな。
02 DRAMATIC STARS
アイドルマスター SideM THE IDOLM@STER SideM ST@RTING LINE-02 DRAMATIC STARS
- アーティスト: DRAMATIC STARS,松岡禎丞,神原大地,BNSI(柿埜嘉奈子),滝澤俊輔(TRYTONELABO)
- 出版社/メーカー: ランティス
- 発売日: 2015/04/15
- メディア: CD
- この商品を含むブログ (4件) を見る
『STARLIGHT CELEBRATE!』――DRAMATIC STARSていうユニット名もそうだし、曲名も"STARLIGHT"とあって、アイマスにまた一つ星ソングが増えたなと思う。 歌詞の「始めよう 願ってるだけじゃ 遠いだけ」「描こう 星座を!」っていうあたりに、シンデレラガールズの『お願い!シンデレラ』によく似たものを感じる。 始まりの歌、夢を叶えていこうっていう意思表示で、加えて自分たちが星になるよっていう、ファンのことも意識した歌。 今の時点でも十分いい曲だと思うけど、01の『BRAND NEW FIELD』と同様これもこの先名曲になるポテンシャルを十分秘めた曲だなと思う。 アイマス界にまた新たな星が輝きだしたね。 星に惹かれる側としてはこういう歌は好き。
『DRAMATIC NONFICTION』――男性ユニットでこの手のEDM寄りの楽曲となると、特有の汗臭さ・小汚い感じみたいのがあって好みじゃなかったりするけど、これはちゃんと爽やかさが保たれてていい。 ダンスユニットが歌ってそうな曲だね。 ライブで歌うことがあったらどうなるか、見てみたい曲。 好みで言えば懐かしさのあるサウンドよりはもう少し今風にエッジ効かせたサウンドでもよかったかなと思うけど、もはや古く感じるシンセサイザー音はこれはこれで好き。 01・02通してだとこの曲が一番好きかな。
共通曲・ドラマパート
共通曲『DRIVE A LIVE』――「315!」って掛け声が入ったり、まんま「SideM」っていうワードが入るあたり、SideM全体としての主題歌的な位置づけ。 一緒に掛け声を合わせたりPPPHできるノリのいい曲で、次のステップを夢見る歌だけど同時にEDみたいなフィナーレ感もある。 この先『THE IDOLM@STER』みたいな立ち位置になっていくことを意識した曲になるんだろうか。 現時点ではCDに収録されてるほかの曲とさほど変わらないパワーの曲と感じるけど、この先いろんな人がいろんな場所で歌ったりして、それを振り返る頃には大きな意味を持ってくるんだろうね、期待。
ドラマパート。 Jupiterの方は961プロをやめたことと、その後315プロに移籍してきたことに言及されてたね。 あれからどれくらいの時間が経ったかはドラマパートだけでは定かじゃないけど、こっちの世界では961プロ時代のCDリリースから3年以上も経ってるから、こうしてまたCDで歌を聞けるということに感慨深さがある。
JupiterとDRAMATIC STARSの邂逅、そこからワケあってお互い自己紹介する流れになるから、どちらか1枚だけ聞いても2ユニット分の雰囲気がわかるし、それで気になったらもう一方のユニットのCDを買えば更に楽しめるようになってて、いい作りだなと思う。
あと地味に「おっ」と思ったのは、ドラマパートでこのシリーズ用にアレンジされた『TOWN』(てってってー)が流れることだね。 「てってってー」が流れると実家のような安心感があると同時に「アイマスだなぁ」って思う。
総評とか
全部の曲に共通して感じることといえば、曲のクオリティやイメージがアイドル曲というよりはアーティスト寄りというような感じがある。 曲のノリや楽しさ、カッコ良さでごまかさずに、ちゃんと聞かせることも出来る曲といったところ。
当初Lantisからのリリースとなると聞いて、楽曲はミリオンライブ!のLIVE THE@TER PERFORMANCE・LIVE THE@TER HARMONYシリーズの様な楽曲になるかなと思ってたけど、聞き手としての印象で言えばLTP・LTHよりもシンデレラガールズのCINDERELLA MASTERシリーズの方が近いように思う。
LTP・LTHだと、試聴でいいなと思ってもCDで聞いたらイントロが微妙で曲に惹き込まれるまで行かないとか、逆に試聴ではそこまで惹かれるものが無くてもCD聞いたら良かったとか、あるいはもっと後にライブで聞いたら印象が良くなったとか、印象の変化や受け止め方、気に入るまでの期間は曲によってだいぶバラつきがある。 一方このST@RTING LINEシリーズだと、どの曲もまず試聴の段階でいいなと思って、実際CDで聞いたらイントロの時点で惹き込まれるものがあって、試聴で抱いた期待が全く期待はずれにならない内容だった。
試聴での期待感がそのままCD聞いた後の満足感になるというこの感覚はCINDERELLA MASTERシリーズにも通ずるところがあって、その点でもCMシリーズが好きな人はこのシリーズも気に入るんじゃないかと思う。 気になってる人はまずは試聴だけでも聞いてみて、それで少しでも刺さるものがあったらCDを買うなり借りるなりしてぜひフルで聞いてもらいたい。
一個不満を挙げるとするとオフボーカルが入ってないこと。 同じくLantisからのリリースであるLTP・LTHでもこれが不満だけど、今回もまただよ。 入れてもいいと思うんだけどなあ。
最初このシリーズがリリースされることが発表されたときは、とりあえず買うだろうけど新シリーズ発売記念として、程度の期待しかしてなかったんだけど、聞いてみたら買って損は無かった内容だったし、この内容ならこの先出るであろう03以降も買ってもいいなと感じるものだった。 ただ、ミリオンとシンデレラ、765でもこの先じゃんじゃんCDは出るだろうから、その上さらにこのシリーズも加えるとなると厳しいね。 CD以外にも円盤出るし。 こちらとしてはCINDERELLA M@STERシリーズくらいの長めのスパンで、枚数も2枚ずつでリリースしてもらえるとついて行きやすいかなーって思います。 そんなところ。
あわせてこちらもどうぞ。