クローバー観察日記・夏季号

6月頃に一本まとめて上げるつもりでいたんだけど、5月の終わり頃には結構傷んでしまった株が多く出て、見た目に汚い写真ばかりになってしまいそうだったので延期。 やはり春〜初夏はよく育つ分、虫だったり根詰まり等で傷みが多くなりやすい。 その間、植え替えや株分け等を行っていたところそちらは再び調子が戻ってきたので、軽く経過と現在の様子など。

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これまでは室内・屋外それぞれ都合に合わせて置いてたけど、最近は各品種室内と屋外の二箇所で栽培してる。 屋外は調子がいい株で最悪虫にやられてもいい方、室内は屋外株が枯れた場合の保全用といった振り分け方。

以下、個々の株の様子。 前回からの間に植え替え・株分けを何度かやったため、これまでの株がどれだったか忘れてしまって経過が追えなくなってるものもあるので、その点はご了承ください。 前回以前の記事はこちらから

栽培品種一覧

目次も兼ねて以下で紹介する各株の系統と品種・栽培方法等の一覧。

シロツメクサ

野生の株を鉢に移植した株。 4つ葉以上の葉を多く付ける株。

1月25日時点 → → 7月12日現在
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今年も外置きのものは5月に入ってアブラムシ・ハダニに覆われるようになってきて、早めに植え替えてはみたんだけど結局もたなかった。 今は3〜4月の調子がいいうちに挿し芽して増やした株の生き残りがメインの株として残ってる。 6月に入ってからも挿し芽して増やそうとしたんだけど、こっちは1株だけしか定着しなかった。 一時は全滅するか心配だったんだけど、とりあえず今ある株は安定しつつあるので、今年もまあ夏は乗り切れそうな感じ。 写真は撮ってないけど、シロツメクサはあと2株ある。

もともと4つ葉を多くつける株だけど、育ち始めの頃、根や葉を伸ばす余地があるうちがいちばんよく4つ葉が出てくるような感じがする。

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最近また花をつけ始めた。

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当初は植え替えをあまりやらないようにしてたけど、定期的に株分け・植替えをやったほうが長持ちするみたい。


ティントガーネットクローバー

市販されてるものを増やした株。

1月25日時点 → → 7月12日現在
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この株もやはり5月ごろに傷んできてしまったんだけど、冬季によく育ったおかげで太くて丈夫な幹が出来てて、植え替え・株分けしたあとも再び順調に成長し始めた。 去年の夏頃は枯れて終わりになるかと危ぶまれたけど、これも今年は十分大丈夫そう。

現時点では外置きの株の方が葉の色も濃く、伸びもいい。 6月まではハダニがつきやすかったけど、最近は大丈夫そう。 結構外に向かって伸びる茎が長くなってるのと同時に、根本の方からも次々茎が伸びてるので、今の所の調子はかなりよさげ。

室内に置いてる方も調子自体はいいんだけど、あまり日が当たらないので特有の葉の色が薄く緑色一色の葉が多い。

ティントガーネットはごくたまに、つぼみをつけることがある。 今もひとつだけつけてる。 シロツメクサみたいに一斉に咲いたりってのは今の所ないんだよな。

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カトレアクローバー

市販されてるものを増やした株。

1月25日時点 → → 7月12日現在
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大きい鉢に植えてた方はずっと植え替えもせずにいたけど、1年以上たって苔が生えてきたりして土中の状況も悪くなってそうだったし、だいぶ弱ってる様子も見えたので、思い切って入れ替えた。 もともと弱ってる状態だったので、その後葉も減って枯死するかと思ったけど、一応なんとかもってる。 枯れた葉や茎でちょっと見苦しいので写真はなし。 虫も結構ついてるので、夏が乗りきれるかどうかは微妙なところ。

もうひと株、冬のうちに株分けしたものが上の写真の株。 これも5月に植え替えをやったけど、その後の経過は順調。 夏を無事乗り切れたら、この株をメインにまた増やしていこうかと思ってるところ。 この株も今は4つ葉が多い。

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一時期つぼみが出来たこともあったんだけど、ちょうどその時期に植え替えやら何やらやってしまったせいで、結局花は咲かずじまい。 今年は咲かせられなかったので、来年は咲かせてやりたい。

カトレアクローバーの株分けはなかなか上手く行かなくて難しい。 これとは別にもうふた株保全用に作ろうとしてたんだけど、どちらも結局ダメになってしまった。 株分けは春か秋くらいにやるのがいいのかもしれない。


プリンセスクローバー "ジェシカ"

市販されてるものを増やした株。

7月12日現在
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プリンセスクローバーっていう名前に惹かれて今年の4月頭くらいに購入。 これもティントガーネットクローバーと同様、いろんな品種があってそれぞれ葉の模様や色が違って可愛い。 で、買ったはいいものの他の株の手入れに追われてほったらかしにしてたらあっという間に傷んでしまって参った。 幸いそこまで弱ってなかったので、株分けして保全用の株を作った。 現在はどちらも順調。

外置きの方は多少ハダニにやられてるけど、植え替え後はあっという間に葉を増やしてる。 生育が良すぎて夏を乗り切る前に逆に根詰まりで弱っちゃうんじゃないかってのが現状の心配事。

当初はカトレアクローバーと似た生育になるかと思ってたけど、むしろ普通のシロツメクサの方に似てる。 水やり・日当たりはシロツメクサと同じ感じでやるとよく育つ。

この品種は四つ葉をつけることが多いようで、買った時点でも結構四つ葉があったし、その後増えた葉にも四つ葉が結構ある。

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今の所つぼみを付けたことがないので、それが今後の楽しみ。 購入時に付いてた見本では確か薄い赤色の花を付けてたような気もするけど、ともあれ咲いたら何色になるか楽しみだね。


モモイロシロツメクサ

野生の株を鉢に移植した株。

1月25日時点 → → 7月12日現在
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1月時点の写真のとおり、冬季にすごい葉を増やして、春になったら茎も一気にふえたので剪定して一部は株分けした。 その株分けしたものが現在の写真。 もともとの株、1月時点の写真の方は、その後初夏からはハダニとアブラムシに襲われてめちゃくちゃ傷んでしまったんだけど、一応現在も生存してる。 ただ半ばほったらかしの状態だし、見た目はただの枯れ草みたいになってるので写真はなし。 とりあえず生命力は強い株なので、このまま秋までは様子を見ようかと思う。

で、株分けした方は室内で育ててるけど、日当たりがよくないところに置いてるので生育はよくない。 それでも茎は分かれてるし、たまに花もつける状況なので、まあ大丈夫かなあって所。 去年の夏もそんな感じだったし。 とりあえずこのまま夏を乗り切れたら、改めて植え替え等で復活を図ろうと思ってるところ。

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クリムゾンクローバー

市販の種から育てた株。

1月25日時点
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この株は6月に入る頃には完全に枯れて処分したので、今はもう無い。 冬の間はあまり背が高くならなかったけど、春に入ってきたころから徐々に中央から茎が上に向かって伸びていって、4月はじめには綺麗な真っ赤な花を付けた。



これは室内に置いてた株で、あまり日当たりは良くなかったけど室温は暖かめの環境だったので、早めに咲いた。 室内の株と比較すると、外置きにしてたほうの株はそこからひと月おくれくらいの生育。 5月の連休くらいの時期には真っ赤な花畑になるくらいだった。 紅い猫じゃらしみたいな見た目なので風に揺れるとすごい可愛い。

その後最初に咲いた方の花弁は枯れて、その間に出来た新しいつぼみも追って咲き始めたりはしたんだけど、5月末ごろにはただの枯れ草になっていった。 種の袋に多年草として育てるのは難しいって書いてあったけど、そのとおりだった。 種が回収できるかなと思って花は別に保存してあるけど、軽くバラした限りではあんまり種は出来てなさそうな感じ。

まあ種自体はまだたくさん残ってるし、クリムゾンクローバーはいっぱい咲いてるとすごい可愛いので、また秋くらいから種をまいて育てようかと思う。





今回分はここまで。 次回更新は気が向いたら秋くらいに。

これまでの経過はこちらから見れます↓