こたつ
クリスマスも終わったし、模様替えついでにこたつを出したら、智絵里と響子ちゃんがやってきた。
まだ仮置きだから動かして場所を決めたいんだけど、二人とも潜り込んじゃって早速動かせなくなった。
響子ちゃんは用事を見つけたのかすぐ出て行ったけど、智絵里はだいぶこたつを気に入ってしまったみたいで、うとうとし始めた。 追い出すのもかわいそうだし、ますます動かせなくなってしまうんだけど。
とりあえずこたつはここに置いたままにして、座布団を買い足した。 しかし智絵里これを華麗にスルー、こたつのぬくもりさえあれば座布団など不要の構え。 そして頑としてこたつから出ない。
つぎの日。 智絵里がこたつから抜け出した隙に場所をずらした。 ついでにストーブと料理もたくさんだしてあげた。 しかしこれもスルーしてまずこたつに潜り込む。 肩出しワンピだから他の子よりも寒いのかもしれないけど、それにしたってこたつ以外への興味の沸かなさに笑う。 ストーブじゃダメなのか、こたつじゃないとダメなのか。 智絵里こたつ好きすぎるだろ。
テレビがついてても構わずうとうと。 テレビ見れねえ。
かな子が発した「ケーキ」のワードでようやく有意な反応を示す智絵里。
おなかが空いてきたみたい。 ようやくこたつから這い出してきた。 寝て、起きて、食って。 智絵里の杏ちゃん化が著しく非常に由々しき事態。
智絵里がここまでこたつ大好きだとは思わなかった。 こたつの人気に嫉妬の炎が燃えるけど、周りにあつまって楽しそうにしてるのを見るととても和む(*´ω`*)
ここまで智絵里に気に入られたこたつも、いつかはしまわなければならないことを考えると胸が詰まる。 春になって片付けようとしたときに智絵里から「こたつしまっちゃいやです…」とか言われたら絶対しまえなくなる。
最近一気に寒くなったからうちもこたつ出した。 うちのこたつには自分しかいなくて寂しい冬。
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