劇場版「THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ!」/舞台挨拶(LV)

見てきた。 ざっくりの感想はコレだなw

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まずはいつもどおり会場の雰囲気から。 舞台挨拶LV、今回はMOVIX柏の葉で見てきた。 席はざっと見た感じで7〜8割方埋まってたってとこかな、いつもどおり兄(C)が多いけど姉(C)もそれなりに。 男女比・年齢層はだいたいライブのLVと同じ雰囲気。 光る棒持参の人もいたな。 上映中に振る人は出なかったけど、上映後、舞台挨拶の冒頭で光る棒振っていいって言われたとたん、まらばながらも座席が輝き始めたときはちょっと笑った。 でもキャスト登場・退場時でさえ基本的には拍手だけでおとなしめだったね。 棒振る人、歓声を上げる人もまばらにいたけど、数える程度。 現地と同じ空気で盛り上がりたかった人には物足りなかったんじゃないかな。 個人的には現地ほどとは行かなくても拍手以上になるかなと想定してたから、別に構わず盛り上がってくれてもいいのよ、とは思った。

以下感想。 パンフは買ったけど二回目見るときの楽しみ用に残してあるからまだ読んでないし、細かいところは覚えてないからネタバレしまくりにはなってないけど、念の為「続きを読む」で封しておくよ。


アニマスTV放送分の全25話は100点満点中95点って点数付けてて今もそれくらいの評価だけど、今回の劇場版は80点くらいかな。 最初に点数低くなった理由から。

ライブシーンが楽しめなかった。 何が問題かと言うと歌や絵の面では全く不満はなかったんだけど、演出の部分でなんか醒めちゃった。 今回は7thライブの再現で、カーテンにシルエットが映るところ、歌い始めるところまではすげえ高まったんだけど、その後カメラが会場全体を動きまわるあたりで急に醒めた。 自分でもなんで醒めたのか見てる最中も見終わった今もはっきりとした理由を書くのは難しいんだけど、考えるに概ね次のような感じ。

まず、7thライブの再現で構成されてたから自然と自分が体験した7thライブの記憶とオーバラップしたけど、それが悪い方に作用したと思う。 それまで見てきた春香たちの物語がどういうクライマックスを迎えるか食い入るように見てたのに、オーバラップした瞬間突然現実に引き戻されたように感じたのが良くなかったんだと思う。 これは現実をベースにした作り物だよっていう風に感じた瞬間、なんとも言えない不快感があった。 それまで見てる間物語に集中して劇中の出来事は現実とは完全に分離されてたのに、1番盛り上がるシーンで突然両者がごっちゃになった分、落差も大きかったと思う。

あともうひとつは、再現よりは全く新しいものを作って欲しかったっていう気持ち。 TVシリーズの13話や25話のライブシーンを見て興奮したのは、やっぱそれまで見たことない映像を初めて体験したからってのが大きいと思うけど、今回の7thの再現はどこか「これもう見たよ」っていう風に感じた。 先の現実と劇中の物語を切り離して見たかったって話と重なるけど、ライブシーンに求めてたのは新しい体験だったから、7thの再現をすることでそれが損なわれてるように感じて、がっかりしたんだと思う。

そんなわけで劇場版では見どころのライブシーンが楽しめなかった。 ライブシーンは楽しみにしてた個所の一つだったし、物語も佳境でいよいよかと期待が最高潮になったところで急に醒めちゃったから、そこがすごく残念。 7thの記憶一旦消した上で見れたらまた違ったかなと思う、んな便利なこと出来ねえけどw 7th未体験の人はどう感じたか知りたい。

(2015-01-25追記)ライブシーン、シンデレラ3話とアイマス劇場版 - star light, star bright



でもそれ以外は満足だね。 もともと「これが見たい」っていう明確なものは無かったけど、こんな感じのものが見たかったっていうものを的確な精度で射抜いて存分に見せてくれたと思う。 社長の一筆は「未来」になってたけど、確かに未来が描かれてたし、その先の未来も期待できるようなお話だったしね。

事務所のスケジュールボードは以前にも増してびっしり予定表貼り付けてあったけど、その一角に写真を貼るスペースが設けてあって、そこにお花見の時にとったみんなの写真が貼ってあるのを見て、あぁあの後の話が始まるんだなぁってしみじみしたと同時に、大事なことをよく見る場所に貼っておく、仕事も大事だけど「団結」とか「いっしょ」ってのも同じくらい大事にしてるんだなって思って、なんか嬉しくなったな。

そんな感じでアニマスは描写が細かいところがすげえなぁと度々感心するけど、今回特にさすがと思ったのは、可奈がレッスンに来なくなって全員で話し合ってるところで奈緒が立ち上がって意見するシーン。 そこで美奈子が奈緒を抑えようと服を掴んでたけど、奈緒がそれ以上食い下がらないと見るや美奈子がその手を離すところは、やっぱアニマス細けえと思った。 このシーン見てる最中「奈緒はそれ以上言わないだろうしもう離してあげなよ」と思ったけど、ここはずっと掴んだままにしてシーン変えることで流しちゃうんだろうなと思いながら見てたからね。 そうした方が手間的には楽だろうに、そうせずにわざわざそういう仕草、自然な動きを描いてくれると感心すると同時にこだわり感じて嬉しくなる。

あとは春香と千早が二人で話すシーンとかね、あのシーンは結構長かったけど、カメラは背中側から撮ってるのに横顔で済まさずガラスに写った二人の顔と表情をしっかり描いてるのも、こだわってるなぁと。 ガラス繋がりでいうと、レッスン場の窓ガラスに張り付いた雨粒が垂れるのもリアルだった。 劇場版は心情と天気が分かりやすくはっきりしてたね、上手くいってる時はぴかっと晴れてて、悩んでたりしてるときは雨が降ってたり。 最近は明るく前向きな姿ばっかり見てきてたからか、逆に雨が降ってる場面の方が印象に残ってるな。

どのシーンも作画崩れることは無くて、そんなことに全く意識が向かずに見てることに気づいたときはさすがのクオリティだなぁと関心したけど、そんな中でふと気になったのが合宿中に落ち込んだ可奈に春香が話しかけるところ。 ここで可奈がカントリーバウムの袋ひっくり返して散らばった中身を拾い集める一幕があったけど、あそこで人物の輪郭と動きに違和感感じてなんだこれと思った。 ここが引っかかってしばらく考えてたんだけど、ロトスコープだとあんな風だったなと思いだして、このシーンはもしかしてこのあとのライブパート作る上での試作的なシーンだったのかなぁと思った。 それでライブパートもこれと同じ感じだとちょっとやだなと思ったんだけど、実際はロトスコープじゃなかったか、もしくは気づかない程度に上手く描き込まれてたかで、その後ライブパートになった時はさほど違和感なかった。 ちょっとCGっぽい不自然さは感じたけど。 結局あのシーンは何だったんだろう。



今回はアイドルみんな、Pがどこに出しても恥ずかしくないくらいに成長したって言ってて、実際ほんとそうだなぁと思えたね。 特に雪歩の成長は著しく、ついつい雪歩ばっかりを見てしまう私としては11話の事などを思い出しては目頭が熱くなった次第だけど、その辺についてはあずみんが舞台挨拶で語ってくれたのがすべてで私からはもうそれ以上言うことは無いね。 書くのが面倒だから書かないんじゃないよ。 細かい所思い出せないだけだよ。

雪歩以外だと今回は美希が特に印象に残ったかな。 美希が何かを言うシーンより、無言のシーンのが記憶に残ってる。 じっと春香の言葉を待って見つめてるところとか。 ライブシーンで一瞬映った美希の後ろ姿なんかも。 あそこでどんな表情してたかわからないけど、後ろ姿がすごい格好いいと思った、背中で語る的な何かを感じた。

ダンサー組については、星梨花・杏奈・美奈子あたりは見終わって印象が薄いように感じたからもうちょっと描いて欲しかったってのはあるけど、まぁこれは特に好きだからっていう個人的な理由を含むし、そもそも13人+可奈それぞれをしっかり描いた上でさらに6人分ってのは大変だろうってのはわかりきってることだから、不満ではないね。

その可奈なんだけど、帰りに「オリジナル声になって」を聞いてたらやばかったわ、歩きながら泣きそうになった。 最後の「やっぱり歌が大好き」とかね。 一時はアイドル辞める、歌えないと言ってた可奈が、もしまた笑顔で「やっぱり歌が大好き」なんて歌うとしたら、ってことを考えてたら、そりゃもうこの上なく嬉しくなってきて涙じわじわしてきたし。 今回ステージ上で歌うことは無かったけど、これをエンドロールの一曲目に流すのもありだったんじゃないかと思う。 劇場版見る前はこの歌のことあんまり意識すること無かったけど、見終わった後には聞いて泣きそうになるくらいになったわけで、劇場版見てそれくらいに可奈のこと好きになれたってことだけをとっても十分な収穫があったと言えますね、はい。



そんな感じ。 あんまし物語面での細部を覚えてないし、映像を見返したりできないから浅い感想になってしまうけど、安心して見られる作品だったかな。 公開前から不安は全くなかったけど、見てるあいだずっと安心感があった。 クオリティ的な意味でもそうだし、お話的にもハラハラすることはあっても、この先どうなるのかっていう不安よりきっと上手く行くはずっていう安心感を持って見れた。 春香の気持ちはきっと伝わる、可奈もきっと乗り越えられる、そんな風にPと同じようにアイドルたちを信頼できるような安心感。 それくらいにアイドルみんなの成長が見て取れたかな。 まだ見てないPにも安心と信頼のアイマス劇場版です、っておすすめできると思うし。

あとはおみやげ写真。 クリアファイルは真・伊織・あずさ。 あんなに言い合ってたのにいおまこ二人並んでたんだねとか、あずささんこんな凜々しい表情だったんだなとか。


2回目以降はどこを見ようか迷うね。

(追記)
・主題歌CD発売まだー
・ポスターは欲しかったけど貼るとこないから諦めた、でかすぎだろあれ
奈緒のボンキュッボンのシーンやたらぬるぬる動いててワロタ
・ぼーっとスタッフロール眺めながらライブシーンの件考えてたらあぶなくしぶりん見逃すとこだったけど、結局制服と髪型でしぶりんと思っただけで本当にしぶりんだったか確証が持てない
・一方で琴葉ああああああああああああああおおおおおおおお
・ありがとうございます!ありがとうございます!ありがとうございます!
あさぽん
くぎゅの生電話…
・ライブの時は杏奈ヒャッハーするかなぁと思ったけど肝心の杏奈をよく見てなかった