雪歩祭り/初雪踏荒隊

次いつ降るかなーって予報見てたら思ったよりも早く来ちゃったねえ。 早速初めて頂いてきたお。

アスファルトの上に積もった分は日付変わった頃には多分解けてたんだろうけど、もう晴れてて星も見えるくらいでその分冷えてきたせいか、早速鉛色の不味そうなシャーベット出来上がってて歩く度ジャリジャリうっさかった。 路面の雪は日が昇るころには凍って面倒くさいことになってそう。 轍なぞりながら歩いて土手を越えて河川敷まで出たけどそっちは一面真っ白で綺麗だったね、未踏の地だったから思う存分初雪踏みしめてきた。 歩く度重さに軋む音と靴底から伝わってくる感覚が楽しい。 振り返ったら霧が出てて踏んできた足跡が途中から見えなくなっててなんか雪原をこんなにも遠くまで歩いてきたんだ感がRPG的で幻想的だった。 空を見れば晴れつつある雲と合間に見える星々、前を見れば光る雪と暗闇の空で、世界が地平線で二分されててその間に自分一人ぼっちというものすごく心地よい孤独感だったね。 せっかくだから雪だるま作ってみようかと思ったけど、雪が思ったよりも粉っぽくって全く固まらないから諦めた。 珍しいよね、面白がって蹴り上げてみたら光る粉がチラチラ舞うんだもん、雪山行ったときは別として、こんなさらさらな雪は初めて。
一通り遊んでる間に電車三本くらい走ってくのが見えたから、ニュースで線路が凍結しないよう夜間も回送列車走らせるって言ってたのはほんとにやってたみたい。 そういうことやるっての今まで聞いたこと無かったけど、JRも大変だね。 遅延してたってもさすがに終電は終わってるだろうし、なのに全車両照明つけっぱだったのが謎だけど。
雪降って何が嬉しいったらそれを理由に雪歩祭り出来るのと真っ白になって綺麗なのと非日常的だってところだけど、降った後面倒くさいのが難点だね。 とりあえず雪踏み荒らしてだいぶ満足したし、今日以降今週は色々届くし佐川のおっちゃん大変だろうから路面の分は早く解けちゃって欲しいね。 というところで雪嫌いなあなたも空から舞い降りた真っ白な天使でも見て和んでってください。 おわり。