第二十四話 「夢」

よかった。 でも、あとでまたじっくり観る。


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実のところ、今回までのサブタイを「THE 愛」「DREAM」と解釈して次回が「LOST」って推測を見てその発想は無かったなぁと思って、もしかしたら春香だけ報われない思いを抱いたまま最終回を迎える可能性も考えてそうなったら嫌だなぁとも思ったけど、まぁ殆ど無いだろうなと。 今日始まるまでは、気持ち的にも次の最終回の方に向いてて、何というか、春香と、監督始めスタッフを信じてた。 今回乗り越えて、よい方向に向かって、上手くまとまっていくだろうと。
そんな感じで、こんな感じになるだろうなって見る前から考えてたとおりに実際なったけど、それでも見終わった後は、しばらく震えがとまらなかった。 悪く言ってしまえば「約束」の回と同じような話で、千早が春香に変わっただけの話。 それでも、というか、だからこそ、千早がプロデューサーに心境を語ったところから春香が765プロに帰っていくところまで、ずっと涙が止まらなかったし、終わってからも震えがとまらなかった。 春香がまた笑顔で楽しくみんなとともに歌えるのなら、よかった。


とまあ見た後なら「よかった」と言えるんだけど、前半は見てて辛かった。



春の嵐」。 美希も思わず息を飲むような演技だったけど、結局のところ春香が主役を取れたのは、皮肉にも春香の心境と合致してて演技にそれが表れてたから、ってことなんだろうけど、春香自身はそれで悩みを深めることになっちゃったわけで。 これ、美希の表情の変化も目を引いたんだけど、突如表れたアフロでちょっと和んだw

いっぱいメールしてるなと思ったけど、途中から返信してないっぽいね、これ。

前回は何度も頭こつんって叩いて、気持ちを切り替えて常に笑顔でいようと、つらい表情を見せないように頑張ってたのに。 涙する春香と、それを見た美希の表情、「どうすればよかったのかしら」と戸惑う律子、この辺はもうなんて言っていいのかわかんない。



予告の時は気づかなかったけど、目の下赤くなってる、相当泣きはらしたのかな。


冬馬とジュピター。

一瞬引越のバイトかと思ったけど、ライブの準備だった。 ゲームじゃ961プロを辞めたあとジュピターは解散したってところまでだったし、アニメの方も辞めた後どうしてるか気になってたんだけどけど、別の事務所に移って北斗・翔太とジュピターとしての活動続けてるみたいで嬉しい。
ゲームでもジュピターを解散した後の冬馬が語っていたこと、団結力、仲間、絆、最初はバカにしてたけど自分たちジュピターには足らなかったものと後で気づいたこと。 そりゃさ、少し引いたところから見ると、「The world is all one !!」は仰々しいなとか、「団結」は何だか薄ら寒いなとか思うこともあるけど、それでもそれを素晴らしいと思えるのが765プロなんだよね。 冬馬が語ってるのを見て、今回改めて思った。
追記:チラシ見て思ったんだけど、イメージは961プロの時と路線変えないんだねw チラシだけでも白ジュピターにすればよかったのに、とか。


プロデューサー。 幸いこれまで骨折したこともないしもちろん松葉杖が必要になったことも無くてこんな大怪我体験したことは無いけど、見るだけで痛々しいねこれ。 赤羽根Pがあんな風な言い方してたからすごく心配したけど、生きててまだ出番ありそうでよかった。

ま、そんなことより、「ある家族の話」。 家族の事、自分の事を語りたがらなかった千早が、765プロを家族になぞらえる、「大切に思っている」とはっきり言う。 ここからずっと涙が止まらなかった。

これまでも何度か出てきた飛行機のシーン。 これまでは一機だけだったけど。 最初に出てきたときはハリウッドフラグかと思ったけど、全然そんなんじゃ無かったねこれ。 このシーンに込められた意図とか想像すると胸が熱くなる。

真と伊織みたいな子。 ちっちゃい765プロみたいな子たち。 ぱっつんいおりんみたいな子かわいいなぁと思ってたら、みんなで「自分REST@RT」歌いはじめるんだもん、ちっちゃい子かわいいとかそれどころじゃなかった。

夢を抱いていたころの春香と、今の春香。 このあと車内吊り広告に竜宮小町と、窓から見える高速道路外の看板には雪歩の広告もあったけどさ、このシーン結構長く続いたうえにアップになるから真の広告がやたら目立って、こんなときまで監督の真贔屓かよと思ったらちょっと笑えた。

挿入歌「さよならをありがとう」

今の春香と、あの時の春香。 キャラメルを渡すシーン。 アニメ化決定って聞いた後どんな風になるのかなと想像してたとき、こういうのやって欲しいなといくつか考えてたことのうちの一つ。 実際に想像してたのは春香じゃなかったし、シチュエーションも全然違うものを想像してたけど、こういうシーンを期待してただけあってものすごく嬉しかった。


中継を通して春香へのメッセージ。 もしかしたら見てないかもしれないけど、みんな届くと信じてたんだろうと思ったらどうしようもなく泣けた。

そして流れる「まっすぐ」。 必ず使われるだろうと思ってたけど、ついに。 歌詞もぴったりだし、何より765PRO ALLSTARS、この回にふさわしい曲だったね。


次回、最終回。 全員そろっての予告、それについに全部の文字に色がついた、さらにいつものびっくりマークも付いてる! わずかに聞こえたくらいだけど予告にプロデューサーもいたはず、ライブ会場には来れるかな。 もうこの絵見てるだけでこみ上げるものがある。 今年の始まりはここからだったし、アニメの始まりもここだったよね。


今回一番好きなシーン。

おかえり。