第23話 「Glass Slippers.」

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この話を見るにはあんまり調子が良くなかった。 私情を書くと先月末ぐらいから抑うつ状態に陥ってて感受性も悪くなってたので十分には楽しめてなかったし、特に今回の話は結末も含めていいようには受け止められなかったので、本編の感想を先に書くのは控える。 見た感想としてはちゃんと書き残しておきたいけど、かと言って他人が読んで楽しいものには全くなってないので、一番最後に書く。

次回予告

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事情はあるだろうし、あらゆる手を打った結果だから仕方ないんだろうなとは思うけど、今の状況で間が空くのは正直きつい。 晴れない雲はない、星はいまもそこにある、だから星が見えるのを楽しみに待つけど、でも最近は星が見えない日ばっかりだから晴れるまで待ち続けるのはしんどい。

今週のちえりん&今回一番好きなシーン

今回唯一心が安らいだ場面はここだったね。

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卯月の代理としてかな子が選ばれたなら智絵里はどうなるかなと気になったし、ここで最初に映ったときは智絵里一人だったから大丈夫かなと思ったけど、もちろんちゃんとしっかり出来てたし、全く心配なかったみたいだね。 智絵里ちゃんが頑張ってる姿を見ると安心する。 と思ったところで蘭子も一緒だと分かったときは逆にこれ大丈夫かと思ったけどw

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この二人が喋ってるところってほとんど見れなかったし、あったとしてもすぐに思い浮かぶのは8話で蹄鉄とクローバーの話をしてた時くらいで、その時は智絵里よりむしろ蘭子の方がちゃんとお話できない雰囲気だった。 智絵里に対しての照れなのか何なのかはわからないけど、あの時はまだ微妙な距離があったので、それから時間がたった今だと、このお仕事の間やその前後での二人の距離感はどんな風になってるのか気になるね。 二人はいったいどんなおしゃべりするのかな。 まあきっと光と闇が両方そなわり最強に見える感じなんだろう。



あわせて組み合わせ絡みの話でいくと、この二人の組み合わせが見れたのも地味に嬉しかったね。

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先日のニコ生でもゆかちんと津田ちゃんの絡みが見れたけど、シンデレラでは不思議となかなか見れない組み合わせだったし、そもそもアニメで見れたらなと期待してたら小日向ちゃんはシンデレラプロジェクトじゃないからかな子との絡みが無かったし、ここにきてようやくって気分だ。


感想

最初にも書いたけど、以下は読んで楽しいものではないので楽しい感想だけ見たいって人はここで閉じて他のページを見に行った方がいい。






ニュージェネ三人が本音をぶつけ合って、再び分かり合うところに感動を覚えて、またひとつのユニットとして進んでいきそうなところに期待を持って次の話が楽しみになるっていうのが大多数の感想となるんだろうけど、過去に卯月と似たような精神状態に陥ったことがある人間にとってはその過程は見ててつらい話でしかなかったし、結末にも疑念が残る。

卯月が養成所に逃げ込んだのは、いってみれば過去に戻って今を見つめ直そうとしたわけで、楽しかった時期・上手くいってた時期・まだ夢を想い描けてた時期に一端戻って、そこでしばらく過ごす間に、自分が何をしたいか、何なら自分でもできるのか、自分と周りの何が変わって何が変わってないのか、自分の中に光るものは何なのか、自分で見つけたかったのかなと思う。 そうやって来た道を進み直してくうちに答えが見つかったら、ようやく先に進めるようになる。 だから今の状況がよくないと分かってても無理やり方向を定めて動かそうとせず、ずっと卯月の様子を見守ってたプロデューサーの存在には安心させられた。 でも、凛はプレッシャーになるような言葉をぶつけてくるばかりに見えて、弱ってる側の立場からすると一方的に無理を強いてくるようにしか聞こえなくてつらかった。 そうじゃないってのは見てて分かるんだけど、卯月に近い側に立場を置いてた自分には、公園での一連の言葉は凛自身の気持ちばかり押し付けてくるような印象の方が強かった。 卯月を追い込むようなことばかり言うように見えた。

プロデューサーが凛に養成所の場所を教えたときも、「襲い来る」という表現に近い一種の恐怖感があったし、特に「逃げないで」って言葉は本当にやめてほしかった。 卯月だって別に逃げたくて逃げてるんじゃないのに。 今はそこにいるのがつらいから、そこから離れて時間を置きたいだけなのだろうに。 しばらくそこで答えを見つけられるまで考える時間が欲しいだけなのに。 動きたくても何をどうしていいのかわからないから動けなくなって、出来ないことを無理してやるよりできる事からやりなおそうとしてるだけなのに、それを無理やり引きずり出して答えを出すことを迫る凛の言動には見てて不快感を抱いた。 頭ではどうにかしなきゃと分かっててもどうにもできないから動けなくなってるのに、そこで有意な結論を求められるのは苦痛でしかない。

卯月にとってほんとうにこれで良かったのかはまだ疑問だ。 卯月が泣き崩れるまでの過程はこちら側からも見えたけど、その後時間がたって再び事務所に向かうまでの間、その間に卯月が何を見つけたのか、見つけられたのか、その部分についてはこちら側に見えるようには描かれてないから、12時を指す時計を見上げる卯月は、もしかしてまだ無理をしてるんじゃないかという疑念が晴れない。 もちろん残りの話数が2話でここでまだ留まってるような時間は無くストーリー的にはもう解決してないと進まないから大丈夫って考え方はできるけど、仕事はかな子に代理を頼んでるとはいえ学校でも授業や試験があるだろうし、そういう状況で高々1ヶ月程度で元通りになれるか。 特にこれまでここまで深い悩みを抱えてきたようには見えず、加えて悩んだとしてもその答えを出すまでに時間が掛かるようなタイプに見える卯月が、その程度の時間で再び仕事に向かうことができるのか、本当に大丈夫なのかと心配になる。

卯月は未央と凛と話していくうちに答えを見つけられたのかもしれないけど、個人的にはそれも本当によかったのか分からない。 卯月は自分で自分だけの星を見つけて掴んだほうがよかったんじゃないか。 ストーリ的にはそれで進めるようになりました、ということに出来るかもしれないけど、自分で考えて見つけようとしたのに、結局それも他人から見つけてもらったもので自分では何も見つけられなかったと、後々また悩むことになったりしないか。

前回今回と見ていく間に卯月に寄り過ぎたなと思うけど、そのせいで負わなくてもいい苦悩を味わってる感がある。 それがあっちの狙い通りのことだったらまんまと乗せられたなと思うけど、気分は良くない。