第16話 「The light shines in my heart.」

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感想

前回15話の楓さんの話のようにまた後半で一気にまとめてくるかなと思ったけど、ここまで一本まるごとウサミン回になるとは思ってなかった。 というよりは、ウサミンとみくという関係で見せてくるってのは考えてなかった。 前回が楓さんとの関わりの中でニュージェネ3人が自分たちの道を見つけていく話であれば、今回はウサミンとみくにゃんが互いに今の道を進んでいくことを決めた回、という感じか。

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アーティスト路線を強めようとするなら、その中で一番目立つのがみくにゃんだろうね。 Pがみくをイベントに連れて行ったり、特に今回気にかけていた様子だったけど、仮にこの先プロジェクトが解散となって美城常務の方針のもと活動していくとなったら一番やりづらくなるのはみくにゃんになるだろうし、そういうことを考えて自分がやりたいこと、その気持ちを改めて確かめさせるという意味でもみくとウサミンを引きあわせたんだろうか。 同時に、みくの真っ直ぐさを見てきたPが、ウサミンにもその姿を見せることも考えてたんだろうか。 ネコミミとウサミミ、似たもの同士なお互い二人が会うことで、鏡を見るように相手の姿に自分の気持ちを見る、あるいはサブタイ通りに心の中に光るものを見る。 そんな回だったのかもね。

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2014年のSSA2日目でも『メルヘンデビュー!』を見てたときは謎の感動があって、以降シチュエーション次第では妙に泣ける曲になってるけど、今回のお話を通して見ていくうちに完全に『メルヘンデビュー!』が泣き曲になってしまったわ。 最初は聞いたときはネタ曲だったはずなのに、今回はまっとうに感動したね。 この曲を使った話があるとしたらどうなるだろうという、言ってみれば「やれるもんならやってみろ」的な期待は抱いてたけど、さすがそれをぶち破っていいもの作ってくれる。

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こんなものを見せられたとなると『あんずのうた』にも期待が掛かる。 やるかなw



さて、今週はウサミン以外にもおもしろアイドルがたくさん出てきた。

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この場面、上司の人も通達に心苦しさを感じてたように見ててつらい場面だけど、会議室に揃ったみんなを見て「見事にアレなアイドルばっかだなw」と面白くなってた。

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そのうえ、仁奈ちゃんがナチュラルにいつもの口調で喋りだすもんだからさすがに耐え切れなかった。 仁奈ちゃんにはぜひ美城常務と楽しくおしゃべりして欲しい。 その様子を安全なところから眺めてみたい。



美城常務のアーティスト路線を強めていこうとする方針には多少共感するね。

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バラエティ的なノリがどんどん悪いノリになっていくのが嫌だったので、バラエティ路線を過剰に強めようとすることには忌避感があるから、それに対するブレーキ、あるいはそういったものに頼らない本来の能力を引き出すという意味でのアーティスト路線ってなら分かるんだけど、当然Pも言うように一人ひとり「個性」ってのはあるわけで、それを潰してまでそうするのがいいとは全く思わない。 アーティスト方面以外にもいろんな光るものを持つアイドルがいるからアイマス、特にシンデレラガールズはこんなにも楽しいわけで、特にそういうアイドルたちがたくさんいる346プロの中でそういう方面だけに寄せていこうとするのは、メタ視点で言えば「それってどうなのよ」感があるね。 さらに言えば、今回の『メルヘンデビュー!』がそうだったように、バラエティ要素が強いと思ってた曲でもそこに至る経緯を見ていくことでここまでの感動を呼び起こせるのだから、その意味でも美城常務のやり方でこういう感情を抱き得るのかと思う。

だから、Pが他のプロジェクトとも「協力」していく形でこの子たちに手を差し伸べたことにはワクワク感があったね。

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このプロデューサーなら、私が求めているものを見せてくれそう、いま楽しいと思ってることをやってくれそうって思えた。 こういう美城常務とPの目指すところの違いから、アイマスのやり方・進む道とはどんなものかを改めて見せてくれるようで、そういう意味でもこの先が楽しみ。 最終的に、美城常務はどう変わっていくんだろう、変わらないか、併存していくのかもまだわからないけど。

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次回予告

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話は各々の目指す道シリーズとして今後も続いてくのかな? また他のアイドルとの関わりあいの中でそういうものを見つけていく話になるなら楽しみだ。

今回一番好きなシーン

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前回15話でウサミンの真っ直ぐな姿に泣かされたのと同様に、今回はみくの姿に泣かされたね。 前回ウサミンに感じたものを、今回はみくに感じた。 自分を曲げないみくのかっこよさがここに現れてたと思う。 アーティスト方面だろうがバラエティ方面だろうが、それをまっすぐ貫き通す姿ってのは実にかっこいいし、憧れは憧れのままあってほしいといった純粋な気持ちにも泣かされた。

今週のちえりん

今回は僅かに「よかった」と言うだけだったけど、この「よかった」っていう言葉にはこちらも安心を覚えるね。

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「よかった」という言葉が出てきたのは、単に今の状況、シンデレラプロジェクトのみんなと一緒にいられる状況が当面続くことに対する安心が最たる理由になるんだとは思う。 けどそれ以外にも、成功と判断されればプロジェクト存続、失敗となればそれまでという条件があると知らされても、成功する方を信じてるというようにも取れる。 なので、その前向きな気持ちに安心した。 1stシーズンの特に前半では自分がステージに立つことすら怖がってたのに、このわずかな一言からはプレッシャーがある中でもそれを乗り越えていこうとする意思、ないしはみんなとなら乗り越えられるという自信を抱いているようにも見えるので、たった一言だけどこの状況で「よかった」と言えるようになった智絵里の姿に成長を感じて、「よかった」と思えた。



ここに智絵里もいればなあと思った。

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楽しみにしてるんだけど397cherryはなかなか実現しないなあ。 でも今回のPの動きを見てると、シャイニングゴッドチェリーだってやってくれそうな期待感がある。