クローバー観察日記・冬季号
大寒を迎えて暦通りにめっちゃ寒い今日この頃、前回の投稿から三ヶ月ほどたってクローバーたちの様子もだいぶ変わってきたので、ここらで経過確認と記録がてら一本更新。 ちょっと不安な部分もあったりするけどどの株も概ね良好な状況。 このまま行くと春頃にはもっさもさになりそうなので、今年は虫がわいてくる前にばさっと剪定しようかなって思ってる。
以下、個々の株の様子。 前回以前の記事はこちらから。
系統図
目次も兼ねて以下で紹介する各株の系統と品種・栽培方法等の一覧。
- ティントガーネットクローバー(市販の株/Trifolium repens 'Tint'、室内栽培)
- カトレアクローバー(市販の株/Trifolium burchellianum、屋外&室内栽培)
- モモイロシロツメクサ(野生の株・品種不詳/Trifolium repens f. roseum?、室内栽培)
- クリムゾンクローバー(市販の種/Trifolium incarnatum、屋外&室内栽培)
記事全体の目次。
さし芽2号
さし芽して増やした室内栽培の株。 4つ葉以上の葉を多く付ける株。 夏季の危機的状況は脱して、植え替えを済ませたあとは無事元通りの勢いを戻してきた。
10月12日時点 → | → 1月25日現在 |
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葉が再び増えて茎も多方向に伸びるようになってからは手入れをサボり気味だったせいで、もさもさになってる。 室内の日向に置いてるけど、湿気がこもりやすいせいかカビのような白い粉状のものがついた葉が増えてきてる。
もう手入れするにもごちゃごちゃしすぎてる状態なので、このまま様子だけみておいてダメそうならなんとかしようとは思うけど、とりあえずはこのまま頑張ってもらって、春になったら植え替え&剪定と株分けをまとめてやろうかと思う。
さし芽4号
さし芽して増やした室内栽培の株。 こちらも順調、前の鉢がいっぱいになってきたから植え替えたものの、再びいっぱいになってきた。
10月12日時点 → | → 1月25日現在 |
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こちらは外に伸びる茎が多かったので、それは全部カットした。 今のところ土には余裕がありそうだけど、2号と同じようにカビにやられがちだし、少し調子もよくなさそうに見えるので、どうしようか迷ってる。 4号はそもそも保全用だから2号か4号かどっちかが生きてればいいし、どちらも今のところは株分けないしさし芽するには十分余力がある状態なので、どちらかは処分しちゃってもいいかなあと考え中。
ちなみに4号の茎を剪定したとき、いくつか元気があるものを残してさらにさし芽した株もいくつか育てていて、今育ててるシロツメクサの中ではこちらが今一番元気がいい。 こちらの株の方はここひと月くらいずっと新しい花が咲いてるし、四つ葉以上の葉っぱも結構な数付けてる。
結局のところ、鉢がいっぱいいなるまで同じ鉢で育て続けるよりは、定期的に活きのいい部分だけを残してごっそり植え替える、というのを繰り返すのが一番生育のいい状態を保てるし、結果的にはそっちの方が長生きさせられるような気がしてる。
ティントガーネットクローバー
市販されてるものを増やした株。 冬季に入って去年と同じ水準以上に復活してる。
10月12日時点 → | → 1月25日現在 |
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葉と茎の伸び具合がよすぎてちょっと手に負えなくなりかけてたので、片方の株は活きのいい茎だけを残してかなり剪定したし、土も入れ替えて植え直した。 もう一方も、剪定はしなかったけど根詰まりしそうなくらいに復活してきたので、これも土を少し変えて植え替えた。 多少ハダニが残ってるから春ぐらいにはまた警戒が必要そうだけど、生育自体はほとんど心配ない。
植え替え前は葉の色が薄くて土質か肥料を替えようかと思ってたけど、変える前の時点、冬に入る前くらいから葉の色はだいぶ戻ってきてた。 なので、結局のところ葉の色が薄かったのは夏季は弱りがちという時期的なものだったのかなというのが今のところの見解。 もちろん土質を変えてからは成長もよりよくなったので、土自体も多少悪くなってたんだろうなとは思う。
今はこのふた株を育ててるけど、ティントガーネットは特に暑さに弱いので、春になったら保全用に少し多めに株を分けようかと思う。 小さい株はこのままでもいいとして、大きい株は春には隙間が無くなりそうだからこちらを分けるのがよさそう。
カトレアクローバー
市販されてるものを植えた株。 虫の心配がなくなってきた冬頃から日当たり優先にして外置きに戻したけど、ちょっと寒さがつらそう。
10月12日時点 → | → 1月25日現在 |
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11月中頃くらいには茎が伸びるのが止まって、今は徐々に葉の数も少なくなってきてる。 夏季に外側に向けて伸びてた茎と葉はすでに枯れ気味。 一方で、根本側の空気に触れづらい部分からは新しい葉が伸びてるので、全体としてはさほど心配するほどでもなさそう。 土の中で伸びた茎が地面に顔を出して葉を伸ばしてる箇所もあるので、暖かくなれば再び伸びてきそうな感じ。 なので、室内に戻して伸びすぎるよりは今のところは外置きのままでもいいかなと思ってる。
写真は撮り忘れたけど、この株から分けた別株も、無事根付いて順調に増え始めてる。 このクローバーは昨年初夏から育て始めたから、今年また花をつけるところまでは持って行きたいところ。
モモイロシロツメクサ
野生の株を鉢に移植した株。 これも虫の心配がなくなってきた冬頃から外置きに移行。 生育が悪かったのはやはり日当たりだったようで、今はだいぶ葉が増えてる。
10月12日時点 → | → 1月25日現在 |
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日当たりを改善してからはどんどん葉が増えてきた。 それに応じて茎と根もどんどん伸びていって、12月頭くらいにはもう葉に覆われて表土がほとんど見えないくらいになってきてた。 一時は外にどんどん茎が伸びていって手に負えなくなってきたので、外にはみ出した分はほとんど剪定したけど、この状態だと春前にはまた剪定しないと一気に虫にやられて悪くなりそう。
茎の色も室内で育ててた時期は緑色だったけど、外置きに変えて生育が改善してからは元通り濃い赤や紫のような色合いに戻ってきた。 特に肥料や土を変えたわけではないので、結局日当たりが足りなかったみたいだし、この時期に外に置いてても平気みたいなので、夏の暑さも結構なダメージ要因だった模様。
今の所新しいつぼみは付けてないけど、今後暖かくなって花がさいたら桃色の花が見れるかなというのが楽しみなところ。 この株も生育がよすぎる状態なので、春には剪定と株分けをやっておきたい。
クリムゾンクローバー
市販の種から育てた株。 秋ごろに種を買ってきて植えてみた新顔。 室内で育ててるけど、順調に芽吹いてとりあえずは問題なく成長してそう。
1月25日現在 |
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生育具合が早いのか遅いのかはよくわからないけど、悪くなってるわけではなさそうなので、大丈夫かなと思う。 葉の色が薄めだから少し日当たりが足りてない感じはするけど、これ以上日が当たりところがないから、現状ではこのまま頑張ってもらうほかない。 大きくなってきて今植えてる鉢では広さと深さが足りなそうなので、まずは大きい鉢に移してやろうかと思う。
外置きのプランターにも植えてるけど、こちらもちょっと隙間が狭いからまた間引きしないとダメかなってところだけど、それ以外は順調そう。 こちらも初めて育てる品種だから、とりあえず花が咲くところまではもっていきたい。
今回分はここまで。 次回更新は成長期に入って花が咲きそうな4〜5月ころくらいかなーって予定。
これまでの経過はこちらから見れます↓