ボクセルキャラクターの描き方考
ボクセルアート入門して間もないけど、現時点でこうやるといい具合に作れるっていうのが掴めてきたので、せっかくだからまとめてみる。 ドヤ顔で書くほどのことでもないけど、全く0から始める人の参考くらいにはなると思う。 サイズとして幅12x奥行き12x高さ15で収まる程度のキャラクターを作る場合の話になる。
まずは素体。 だいたいのスケール感と、全体のバランスを決めるのに使った。 ツールの扱い方の習得も兼ねてたので、スクショでは髪型も仮組みしてある。 後になって顔の形を若干変えたりした。
こっからは肉付け。
腕と脚は3ボクセルにした。 腕は手・前腕・上腕で各1ボクセルで割り振る。 脚も同様に足先・下腿・上腿で各1ボクセル。 この割り当てで、その部分に該当する色(特徴になる色)を置いていく。
モデルとボクセル化したものの対応を図にするとこんな感じ。 図示の都合上、モデルになった写真は左右反転してある。
胴あるいは服の上半身も高さ3ボクセル。 上から順に、1:肩から胸部にかけて・2:胸部〜腹部・3:腹部〜下腹部くらいな割合。 特徴の拾い方によっては割合を変える。 腰あるいは服の下半身はだいたい2ボクセル。 手足と同様に、該当する色・特徴となる色を置いていく。
頭部や髪に関しては具体的な方法論は掴めてなく、今の所まだ感覚的だね。 服も同様。 ボクセルを置いたり消したりしながら、前後左右に回転させて違和感ないかなーって確認しながら作る。 解像度が低いから、形が多少納得行かなくても色さえちゃんとしてれば上手いこと認識されるんじゃないかとは思う。
素体をつくるとき、深く考えずに顔から1ボクセル横に突き出して耳を付けたけど、髪のかかり具合や垂れている髪との位置関係を考慮する際に便利だったので、耳はあるといいと思う。 もしいらなければ髪を組み上げたあとに消してしまえばいいし。
首については、最初は全く無しにして顔と胴を直に繋げようかと思ったけど、胴と顔の間が1ボクセル分空くことによって肩の部分が見えて表現の幅が広がるし(例えば肩紐の色・有無の違い)、首自体もチョーカーを強調するのにも使えるので、後からするとあってよかったなと思った。 あと、今後もしモーション付けるようになった場合を考慮すると、顔を傾けるのに首の間接はあったほうがよさそうだったので、その点でも首はつけておいた。
横幅は奇数がいいか、偶数がいいかは迷うね。 最初に素体の顔と目のサイズを決めたときに偶数だったからそのまま作っちゃったけど、例えば胸元のリボンを描くのに1ボクセル使うにも左にしても右にしてもしっくりこないので、結局2ボクセル使う羽目になる。
いまのところメガネをかけたキャラクターは描いてないのだけど、このサイズだとどうメガネを表現するかが難しい。 他にも顔に特徴がある場合は結構表現に悩みそう。
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