THE IDOLM@STER M@STERS OF IDOL WORLD!!2015 Day2 『瞳の中のシリウス』〜『Star!!』&『Dreaming!』

そろそろ2日分の話をまとめようかと思ったけど時間かかりそうだから、とりあえず自分にとっての一番の体験をいっこ書いとく。



タイトルのとおり2日目終盤の『瞳の中のシリウス』からの話。 この曲は突出して好きってわけじゃないし普段ただ聞いてるだけの時はそこまで刺さらない曲だけど、ライブだとちょっと演出が加わるだけで全然印象が変わる。 まずミリオン1st一日目の時がそうだったし、今回もだった。

これを見てたときは3塁側の上の方の席、ちょっと首を左右に向ければ会場全体が見れる席だったんだけど、そこから見える光景はもちょがブログで書いてたように宇宙というか銀河というか、中心がものすごく明るくてその周りもちらちらと光ってて綺麗だった。 メインステージに吊り下げられた光柱とか場内何個所かにあるモニターすべてが星空や流れ星を映してて、どこを見ても星だらけだった。 客席のサイリウムの光もそうだった。

話はそれるけど、今回のこの光景を『Kosmos,Cosmos』でも見たかった。 「銀河見下ろせるかな」って。

ここが銀河ならじゃあ上の方はどうなってるのかなと、メインステージのさらに上の天井を見上げたら、そこにも照明で描かれた星がたくさん映ってた。 ドーム天井を支える鉄骨が見えるのを除けば、まさに天球のようだった。 その鉄骨も十字に組まれたものだったから天球図に引かれた経緯度線にも見えた。 プラネタリウムのようで前後上下左右どこも星だった。 そこからしばらくの間、ステージ上で歌う3人よりもその上に描かれた星空をずっと見てた。

毎回何を見にライブいくのかと言えば星の光で、それは星という象徴で表されるアイドルたちでもあるし、自分の中で光る何かという抽象的な意味での星でもあるのだけど、今回会場に入ってまず目に入ったのがドームの中心にある大きな星と、そこから伸びた先にあるそれぞれの色を持った3つの星で、これを見ただけでだいぶ嬉しかった。 SSAで見たようなものが、もうすぐまたたくさん見れるんだろうなと。

実際開演してからも「星」と呼べるようなものはたくさん見れたけど、この曲でこれほどたくさんの星が見れたときには、今日自分が見たかったものはこういう光景だったなあということを改めて思って、ただそれが見れたという嬉しさが溢れてどうしようもなくなった。 会場の規模も相まって、ミリオン1stの時に味わった感覚よりもずっと大きい物だった。



『my song』は歌ったメンバーと、その歌の後のMCで多くの感動を呼んだだろうし、実際自分もその一人にはなるけど、それとは別に『瞳の中のシリウス』との繋がりという点、そもそもなぜ星を見たいと思ったかというのがこの曲だったので、思い起こすことが多かった。 思い出だね。 この曲を聞いた時に見た星空、その時感動したこと思ったこと体感したものがずっと記憶に残ってて、それを度々思い出しながら日々を過ごしているうちにこの日が来た。

またこういう光景を見たいと思って今日ここに来て、それが見れた。 この曲に続く『Star!!』と『Dreaming!』につながる話として、MCでは「終わらない、次に繋がっていく」といった表現が使われていたと思うけど、『my song』を歌った人たちがたどってきた歴史を振り返ると同時にそれは自分にとっても同様にこれまでの道筋をなぞるようなもので、『my song』に続けてこの次の二曲が歌われたことにそれだけで感動したのは、星空を見ながらまたこういう光景が見たい、今度はこんな光景がみたい、と夢見てきたことが、そのまま現れたような気分になったからだった。 シンデレラガールズが歌う『Star!!』はタイトルと歌詞のとおりで言うまでもないし、ミリオンスターズが歌った『Dreaming!』もこの流れで新曲という新しい光を伴って現れた。 自分とは違った場所から星を見て星を目指した子たちが今ここで星のように輝いている姿を見ている間は嬉しさしかなかった。

Star!!』のイントロで空中カメラが映した星の形は、それが空高く遠くにあるのではなく今ここにすぐ近くにあるという感覚、いつも見上げながら思い描いた光景が落ちてきた、あるいは自分がそっち側に落ちていくかのような感覚があったし、この後に初公開された『Dreaming!』の映像に出てきた星空のような世界を見た時の気分も、シンデレラ2周年記念イベントで『お願い!シンデレラ』のPVを見た時と同じように星空を見ながら夢見たことがそのまま現実になったような気分だった。 ただただ今目の前で起きてること、その光景が見れた嬉しさしか無かった。



ここまで途中にあった曲『ココロがかえる場所』を省いた話になってしまったけど、実際のところこの曲のときは『瞳の中のシリウス』の時に見て感じたものを引きずってずっと先に書いたようなことを考えてたから、曲の印象はどんなだったかぜんぜん覚えてない。

『瞳の中のシリウス』から『my song』を経て、『Star!!』と『Dreaming!』に至るまでが自分にとってはひとつながりの物語になってるけど、その間にあった『ココロがかえる場所』に強いて自分にとっての意味を後付けするとしたら、星空がそういう場所ってことになるかと思う。 星空を見ながらあのとき見た光景を思い出して、次に見たい光景を思い描くってことは、これまでのようにこれからも続いてくと思う。



『my song』から『Star!!』の流れが綺麗だったのは上記の通りだけど、あとでひとつ思ったのは、『my song』のサビがそれぞれStart, Stay, Stand, Stageっていう4つの単語から始まってるから、それに続くものとしての『Star!!』だったからこそ綺麗に繋がった感覚があったのかなあと思った。

星を見ながら『my song』を聴いてるときとか、アニマス特別編のEDを見てるときとか、このどれかは"Star"でもよかったんじゃないかと思ったことが何度かあったけど、そういうようなことを考えてたことが『Star!!』に至る流れを綺麗に感じた一因かもしれない。