お願い!シンデレラ

THE IDOLM@STER CINDERELLA MASTER お願い! シンデレラ

THE IDOLM@STER CINDERELLA MASTER お願い! シンデレラ

アイマス曲で星にまつわる歌はたくさんあるけど、この曲もその一つだと思ってて、タイトルにはシンデレラと入ってるけどシンデレラよりは星の歌だと思ってる。

「みつけよう! My Only Star」、歌詞にあるこの部分は、自分だけの星、理想や目標とするところを目指そうという見方が出来るだろうけど、それとは別に、自分の中にある光るもの、自分だけが持っているを見つけようっていう風にも取れるかなと、星を見ながら聞いてる時に思った。 夜空を見上げて星を見てると、真っ暗で外から入ってくる視覚的な刺激がほとんど無いから自然と外界から自分自身の内側に思考が向いてくる。 恐らく目をつむって深く考え事してるときとか、瞑想をやってる時と近い心的状況だろうかなと思うけど、そういう風にして見た上げた内宇宙のどこかに光ってるはずの、自分だけの星を見つけよう、歌詞のこの部分はそういう意味にも捉えられるかなと思う。 あるいはまた単に、歌詞そのままに「夜空にたくさんある星々の中で自分はどの星なんだろう、どう輝く星なんだろう、今は見えないくらいに小さな星かもしれないけれど、いつか」。

そんな風に、歌詞に何度か星が出てくるからもともとこの曲には星のイメージがあったけど、例の二周年記念PVが出てきたことでそのイメージがかなり補強された。

そういう理由でこの曲は星のイメージが強くて、だから星に願いをかけるのと同じようにこの歌には願いをこめやすい。 曲から感じるワクワク感も相まって、この曲を聞くときには楽しい未来を想像しながらいろんな願いを願った。 例えば単純にライブで聞けたらいいなとかの自分自身の希望の場合もあれば、あの子が言ってた願いがいつか叶えばいいなとか。 そしていざそれが叶ったあとに改めてこの歌を聞いたときに感じる気持ち、歌に思い出が積み重なった時に感じる歌に込められた想いが、この曲をさらに好きにさせてきた。 歌に願ったことが歌に返ってくる。 「私だけじゃ始まんない 変われるよ 君の願いとリンクして」の部分で歌われてる「私」と「君」は、ともに頑張る仲間の間柄かもしれないけど、自分と彼女らとして置いたときに願いがリンクしたと感じたりそれが叶ったときには大きな喜びが湧き上がる。

あれこれ書いたけど要するに、願いを願いながら聞く歌で、そして叶った願いとその思い出が積み重なっていくのが、自分にとっての『お願い!シンデレラ』という曲。



あとは細々とした話。 この曲が出て来たことで、それまでは自分の中ではっきりと形が定まって無かったシンデレラガールズのイメージがだいぶ定まったと思う。 「シンデレラガールズってどんなの?」と聞かれたら、この曲を聞かせれば少なくとも自分の認識や見方はだいたい伝えられる。

それまでソロしか無かったシンデレラガールズで初めて複数人で歌うユニット曲が出来て、タイトルと、そして歌詞にも「シンデレラ」のワードが入ってる。 最初に気に入った理由が『READY!!』によく似てる雰囲気の曲だったからっていうのもあって、表題曲といっていいような位置づけの歌だと思ったし、今になっては『THE IDOLM@STER』という曲と同様にこの先ずっと歌い継がれていくんだろうなと思う。 『THE IDOLM@STER』同様、この曲を超えるような曲はそう簡単には出てこないんじゃないかなあと思う。 まだリリースから一年半くらいしか経ってないのに、もうそれくらいに自分の中に深く根ざしてる。

Cメロで歌詞を歌い繋いでいく所を聞いてると、他に仲間やライバルが居てこその自分っていうのを感じるから、やっぱりソロよりは複数人で歌うほうが似合う曲だなと思う。 それに歌うのは別にシンデレラガールズじゃなくてもいい、それこそ「誰もがシンデレラ」、願いを願うなら誰でも歌うことができる曲だと思う。 例えば超音楽祭2014で「はいさいフューチャースター」としてシンデレラじゃないぬーぬー、ぴょん吉がこれを歌ってたけど、超音楽祭がお祭りイベントっていう特別な機会だったからっていう理由を除いても、この三人が歌うことに全く違和感は無かった。

シンデレラガールズのアニメが冬に放送されるって決まったときは、見る側としては気分が乗りやすい夏のほうがよかったなと思ったけど、逆に冬なら星がよく見える時期だから、その点では良かったかなと思う。 アニメが始まったらまたこの歌にも一つ思い出が積み重なると思う。



とりあえず以上。 こちらもあわせてどうぞ。