第二十話 「約束」

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これまでも千早の事を書いてきたけれどいつも考えがごちゃごちゃになって結局うまく書けた試しがないし、例のごとくまたうまく書けなかった。

今回もまたPが何とかすることになると思い込んでた訳なんだけど、まぁ何もしないとまではいかなくとも、今回は春香が支えになるだろうって事に、30秒予告とか色々なところ見ながら後で気づいた。 これまでの話思い返せば、貴音がなんとなく察してるって以外だと家族のことを話したのは春香だけだし、Pはその辺の事情全く知らない訳だけで、そりゃそうなるだろうってところではあるのだけど、前回見終わった直後にはそんな考えは無かった。
これはもちろん千早だけでは無いけれど、無印でもSPでも2でも、ユニットだろうがソロだろうが向き合うときはいつも1対1で、そういう所での出番、役割がいつも自分だったから、今回もまたそうなると、無意識と言うか経験的にと言うか、そう考えてたから。
そもそもの話、今でこそ全員それぞれに目を配りつつも千早だけは他の子達よりも気にかけておくって程度にはなったけど、かなり長い間、ほとんど千早しか見てなかったような時期が続いたこともあって、これまで千早は、自分の中では他の子よりも少し特別な存在として、居た。 特に千早の場合は、765プロ、その仲間の中に居たとしても千早一人だけが浮かんで見えてた。 もっと簡潔に、今でも千早だけを見てることがある、と。
その訳にはもう一つ、千早の「孤高の歌姫」っていうのもある。 蒼い鳥、眠り姫、ともに『私』自身と『あなた』を歌っているけれどどちらもどこか遠くを見据えているから、千早も当然765プロの一員だと思ってるし分かってはいても、なんとなく少し違う所にいる、手を掴んであげないと遠くに離れて行ってしまうっていうような感覚はよくあった。


前置きが長くなったけど、結局の所、今回強く感じたことはこれ。 今日ほど、本当の意味での「765プロの一員としての千早」、「仲間の輪の中の一人としての千早」を感じることが出来たことは無かった。

そう感じたのは、今回は自分が一視聴者としてそれを見守るだけしかできなかった事と、今回千早の支えになったのがPよりも春香だったからってのもあるけれど、それよりも、近くに居て支えようとした春香、一緒に歌いたいとまっすぐな思いを伝えた春香、そして春香の、皆の想いに答えようとした千早が居た。 千早が再び歌えるようになった事それだけでも十分良かったと思えたけれど、その千早が、千早自身の想いを込めた歌ではなく、みんなで作った詩を心からの笑顔で歌い、そしてそんな千早が仲間の中に自然と居ると感じられたことがすごく嬉しかった。


結局ごちゃごちゃなままのテキストになったので無理矢理おしまい。 落ち着いてしばらく経ったらまた書こうか。 そうは見えないけど、次回は小鳥さん回だったりするのかな。